慢性的早漏の治療にエムラクリームを用いた射精管理

不妊症には女性側と男性側それぞれに原因が考えられます。男性の場合、精子そのものや造精機能に問題がある場合にはより専門的な治療が必要となりますが、その他の原因として極端な早漏傾向にあるために性交が不可能なため妊娠に至らないということもあります。これは勃起不全と同様の性機能障害の一つと考えられます。特に感覚が過敏であり、生理的に早漏傾向にある場合には、エムラクリームなどの外用局所麻酔剤を用いて射精管理を行うことによって治療が可能です。エムラクリームは本来は皮膚治療などにおいてレーザー照射を行う際の痛みを軽減する目的で用いられるものであり、亀頭部分等の鋭敏な部分の感覚を鈍らせることによって、性交時の刺激を緩和することができます。この刺激に慣れることによって慢性的になっていた早漏が次第に改善されます。また治療のたびに射精に至ってしまっては早漏の改善にはつながらないため、射精管理をすることによって射精を我慢することでより長時間の性交の実現を目指します。この治療に当たってはパートナーの理解と協力が不可欠であるため、妻の積極的な治療参加が求められます。エムラクリームの塗布とエムラクリームによる愛撫刺激、さらに性交時の射精管理など、男性側の反応を見極めながらの治療行為が求められます。こうした治療に成功すれば、それまで男性側のコンプレックスとなっていたはずの慢性的早漏は劇的に改善され、一気に妊娠の可能性が高くなると思われます。慢性的な早漏は治療可能であると考えられることが少ないために最初からあきらめてしまう場合が散見されますので、赴任でお悩みの方々はぜひ専門医に相談されることをお奨めいたします。